ビルド

Visual C++ Toolkit 2003(+Platform SDK)でMeadow 2.10をビルドしたので、その覚え書き。
OSはXP。

基本的には、Meadow/インストール - PukiWikiの手順に従う。
細かいところは、Meadow2.00のインストールと設定を参考にしたり。
処理系に関してはVisual C++ Toolkit 2003 での環境構築辺りを参考にして環境構築。
.NET FrameworkはWindows updateで入手済み。
cygwinはある。
ImageMagick-6.2.4はInstall development headres and libraries for C and C++にチェックを入れてあとはデフォルトで。
Meadow 2.10のソース取得はソースファイル - Meadow - Tracを参考に。

環境設定

vc: [C:\Program Files\Microsoft Visual C++ Toolkit 2003]
platoform sdk: [C:\Program Files\Microsoft Platform SDK]

とする

(vc)\にあるvcvars32.batをMeadowソース\ntにコピーして、以下のように編集

Set PATH=C:\Program Files\Microsoft Visual C++ Toolkit 2003\bin;C:\Program Files\Microsoft Platform SDK\Bin;C:\WINDOWS\Microsoft.NET\Framework\v2.0.50727;%PATH%
Set INCLUDE=C:\Program Files\Microsoft Visual C++ Toolkit 2003\include;C:\Program Files\Microsoft Platform SDK\Include;%INCLUDE%
Set LIB=C:\Program Files\Microsoft Visual C++ Toolkit 2003\lib;C:\Program Files\Microsoft Platform SDK\Lib;%LIB%

Platform SDKのbinにもパスを通しておく。
nmakeはそこにある。

.NET Frameworkのバージョンは適宜変更。
この中にあるたった一つのコマンド、cvtresが必要になってくる。

下準備

axfrex.hを作る

以下の内容

#include "WinUser.h"
#define IDC_STATIC (-1)

これを、vcのincludeのディレクトリに入れておく。

lib.bat

libが認識できません、とかいうので、代わりにlinkを使うバッチファイルを作る。
lib.bat

link -lib %*

これを、vcのbinに入れておく

configure.meadow --magick "c:\Program Files\ImageMagick" --prefix d:\home\devel\asagao --cflags --no-debug

ひとまずこんな感じ。

次に、

nmake bootstrap

次に、

nmake install BUILD_TYPE=spd

最適化してくれるらしいので。

成功したら

出来上がったもののうち

Meadow.exe
Meadow.dmp
RunMW32.exe

を、既存のものと入れ換え。
今のところ、順調に動いてる。

この後

tutorial辺りを参考に、もう少し最適化してみようと思う。
/arch:sse2なんていうのもあるようだ。

備考

win2000で vc 2005 express editionでも試したけど、今のところ成功せず。
途中で作られるtemacs.exeというのはエラーを起こす。